母の昭和を超えてゆけ

2008年生まれの娘に母が昭和の時代に読んだものを押し付ける

キャンディ・キャンディ

キャンディが一世を風靡したのはたしか幼稚園に通っていたころ。正直、細かいことはわからず読んでたような。娘も小学2年生になったということで、秘蔵のコミックスを(貴重本につき、一度に1冊ずつに厳しく限定)読ませてみました。

娘はまだ漫画といえば妖怪ウォッチ、ドラえもん、ちびまるこちゃんぐらいしか読んでおらず(従姉妹のちゃおを少し読んだことはある)、ストーリー漫画自体がほぼ初めて。外国を舞台にした大河ドラマにどう反応するか?

結果、のめり込んで読んでました! そうよ、まだまだこういう壮大なストーリーはいけると思うのよ! 学校での恋愛話ばっかりじゃなくてこういう漫画も出して!

後半は辛い展開が多く(母はもはやマクレガーさんの死でも号泣します)、「1巻が読みたくなった……」とポニーの家に癒しを求めながら読んでおりました。母もねー、子供のころは「スザナなんかほっときゃいいじゃん」と思ってましたが、大人になるにつれ「そうもいかないよね〜」と理解できるようになり、さらには「いや、お情けで一緒にいられてもね〜。別れは辛くとも新たな道がスザナにも開けたかもしれないじゃないか」と変化しておりますが、いちいち真剣に感想を抱きながら読んでしまうところがまたキャンディのすごさであると思うのです。

しかしこの年代の作品がいけるということが分かったので、フォスティーヌとかも買って読ませてみようかしら。

フォスティーヌ (1) (講談社漫画文庫)

フォスティーヌ (1) (講談社漫画文庫)